西多田の家 ~里山に暮らす~

STORY

県道から1本中に入った棚田の中にある敷地は、ちょうど市街化区域との境で、裏山には栗林が広がり、一方、棚田越しに、川西市の新興住宅が広がるような立地。
クライアントはこの場所を大変気に入り、設計はできるだけ風景を壊さないようなデザイン、風景になじむ住まいのあり方を一緒になって検討した住宅。

家づくりのきっかけ

クライアント夫婦は現敷地のから車で10分ぐらいの新興住宅地内にあるアパートに、ご夫婦+お子さんの3人で暮らされていました。お子さんが大きくなるにつれ、手狭になってきたことや、アウトドア好きのご主人の道具等が沢山あることもあり、住まいを建てることを計画することとなりました。クライアントは住宅街の利便性の良い土地には興味がなく、むしろ自然のそばで生活できる場所に魅力を感じ、ご両親の所有する畑を宅地化し、農家住宅として、住まいを計画することとなりました。

 

クライアントの要望計画のポイント

東側、南側が、土地が低く、棚田状になっているので、その方向に家の向きを設けたいこと。趣味の道具が沢山あることで、それをしまう倉庫を兼ねたガレージが欲しいということ。水廻り、ウォークイン収納、キッチンとコンパクトにまとまった動線を確保したいということ。そして何よりもこの場所にあったデザインの家を建てたいということだったと思います。