山原の家【ニコのいえ】
かつて、この家は代々農業をしていた家で、敷地内には、お母屋を中心に、2つの離れと納屋及び蔵があります。
今回、若い息子夫婦が子供の生まれるのを期に、祖母の住まい+倉庫として利用されていた僅か13坪ほどの離れの1つを、屋根と外壁を残して解体し、独立した住まいとして改築したものです。
解体後に現れた立派とは言えないが、質素でありながら心地よいスケール感の小屋組みの空間を生かしながら、その一体の空間の中に最低限の諸室をレイアウトし、又、通りに面した開口部は既存の開口を生かして、慎重に位置及び大きさを調整し、プライバシーを確保しつつ、内部に気持ちのよい外部空間を取り込むことで、広がりのあるすがすがしい空間を、新しい生活を始める若い夫婦の為に用意することを目指した計画です。
■ 建築概要
所在地:兵庫県川西市
主要用途:専用住宅
家族構成:夫婦+子供1
構造:木造在来工法
リフォーム
階数:地上1階
敷地面積: —– ㎡
建築面積: 40.56㎡
延床面積: 40.56㎡
+ロフト14.84㎡