宝塚のシェアハウス「 コートナチュール 」
自然と共に集まって住まうシェアハウス
宝塚市山本の閑静な緑に囲まれた住宅街に立つ女性専用のシェアハウスの計画。
もともとは20年前、ご両親(母)の住居、オーナー住宅の離れとして計画されたが、使われなくなって久しく、その有効活用として、
一部増築し、既存部分は リノベーションし、複数人数が住める住居の計画となった。
住まいとしてファミリーに賃貸するという形が一般的ではあるが、完全に分離出来てはいない既存の住居配置であることが、
入居者に使いにくさを感じさせることが懸念されるため、むしろコミュニティ重視のシェアハウスとして、オーナー住戸の外部空間、
シェアハウス住戸の外部空間を共有して、入居者同士、また、オーナーと入居者が程よい距離感で生活していける場所を目指した。
この外部空間は季節感のある樹木や草花が植えられ、一般的な単身者の住居(ワンルーム住居)としては得ることができない豊かさを
提供している。
また、このシェアハウスの名前「コートナチュール」はフランス語で=自然のそばで暮らす=という意味でつけられた。
敷地は宝塚の中山連山の東裾野に位置し、山からの清々しい空気が流れ込み、庭には小さな野鳥が毎日のように訪れる。