高断熱高気密化住宅プランニング

  • 2024年7月7日

今回のプランニングは階段室を家の中心に設けて、そこを温熱空気のバッファーゾーンとし、空調機器(エアコン)を配し、そこから各部屋に空気を効率よく上手に分配する計画です。夏場は自然と下階へと空気が下がっていき、冬場は1階に設けたエアコンの熱が、階段室を通して上階に上がっていきます。

また、このバッファーゾーンが気持ちのいい空間デザインとしても成り立つことが、魅力ある住いになる上で大切で、今回は各居室がこの空間により、程よい距離感を生み出すことも期待しています。
一方、隣地との距離感や、夏場、冬場の太陽の光に対しては、どのように取り込み、遮るかを建物の配置、軒の出の具合等を考えたパッシブデザインを心がけています。