先日子供のお付き合いで広島に行った際、フリーの時間で平和記念資料館周りをぶらぶらと散策してきた。
実のところ、初、広島市で今さら行くのかという感じではあるのだが、行かないわけにもいかず、
見てきたわけで、建築を学び始めて最初に触れる名建築の一つ。。
特に、水平、垂直方向に強く意識され、1階部分がピロティ、独立柱とまさにモダニズム建築。
さらには、象徴的、モニュメンタルなデザイン。距離感、緊張感そんなワードが浮かぶ。
そして、慰霊の為の場所として、背筋を伸ばし、心を正して、訪れる場所にふさわしい建築空間。
一方、その向かい側には、古い日本家屋を、洋風なデザインに造り変えたイタリアンのレストラン。
緊張感をもって平和記念公園をぐるりと回った後、立ち寄るとなんとも、ほっとする。これが建築、場所、空間が人に働きかける力だなと、目的に根差したデザインの必要性だなと、、、感じることができた。