山原の家の天井の仕上に悩んでいる。今回リフォームするにあたって、ただでさえ小さな家なので、ロフト空間を少しでも大きく確保し空間に広がりもたせたい。そこで天井は1cmでも高くしたいので、垂木と垂木の間に断熱材(ポリスチレンフォーム)をいれ、その垂木の下に天井材をはることになる。そこで問題がでてきた。昔の家なので垂木を受けている母屋が丸太なので、その天井材とその丸太とぶつかる部分がまっすぐでないのでボード系の仕上げ材ではきれいにおさまらない。左官材料のような仕上げ材であればその丸太に沿って仕上げやすいのだが、コスト的にはかなり高くなるのでできない。また見えてくる丸太も古民家でイメージする太くすすけた黒いものではなく、どちらかといえば納屋や小屋で使うような質素な荒材なので、解体後にでてきたざっくりとしたイメージを残したいと考えていた。そこでいま検討しているのは杉板のバラ板(カンナのかかっていないざらざらした下地に使う板)を塗装し、目透かし(少し間隔をあけて)で貼ってはどうかと考えている。これなら少しおおざっぱに貼って、丸太との取り合いをうまく吸収またはごまかせるかなと思っている。とりあえず、夜な夜な作ったサンプルを現場に仮貼りをしてもらうことにした。さてどうなることか楽しみ。