光、風、雨

  • 2006年7月23日

ちょっと忙しくなるとすぐにブログの更新を怠ってしまう。毎日続けている人はほんとすごい。
さて先日、久しぶりに、昨年末に竣工したサークハウスに諸々の用事でおじゃまさせて頂いた。
この家は、周辺の自然環境に大きく開いて開放的に生活できるように提案した住宅で、特に春から秋にかけて窓を開け放っての生活は、さぞや気持ちがいいのだろうと想像しながら設計をした住宅。
当日は、前日の雨も上がって、すっかり夏らしい天気だったが、窓を開け放たれた家の中は明るく、すがすがしい風が抜け、何より北側に広がる景色を眺めてのひと時は、心安らぐ気持ちよさだった。
また昼から急に大粒の雨が降り出したが、大きく庇を出したおかげで、窓を閉めることなくすごせたので、雨音までがなんだか心地よく聞こえて、楽しむことができた。私にとってもちょっとした再発見的体験だった。
住まい手も、かわいい椅子を購入したり、植木を植えたりして、サークハウスの設計の良し悪しも含めて楽しんで自分たちの家にされているようで、それを楽しそうに話してくれるのを聞いて、私にとっては、充実感に満ちた新鮮な喜びを感じることができた。ほんとに理解あるクライアントによって自分は活かされているのだと実感した。

Uさん、ほんとありがとうございました。