今月も今日が最後です。明日から7月。ブログも虫の息で危機的状況ですが、最近のニュースのことですこし。
今日、報道ステーションを見ていたらリフォーム詐欺のニュースをやっていました。建物の無料点検だと言って家の中に入り込み、このままでは家が駄目になりますよなどといって不安をあおり、リフォームの契約をさせるというものです。わりと新しい住宅街に住んでいる方はあまり縁がないと思うのですが、築30年を超える住宅街などは、この手の手口で訪問してくる業者は日常茶飯事です。我が家も築30年を超えるエリアなので、よくあるのが「この辺で工事してるんだけど、教えといてあげようと思って、屋根のケラバの瓦がまがっているからこのままでは大変なことになりまっせ。一度よく点検したほうがええよ。」とか「外壁が・・・」などと妙にため口で言ってくる輩です。そんなことを言ってくる人たちがすべて悪いわけではないのですが、たいがいそんな人たちの話にはウソがいっぱいです。こんな仕事をしてるので、すこし話を聞いてみたりするのですが、やたら遠方から来ている会社だったり、この辺で工事してしているならどこの建物と聞いてみたりすると、はっきりしないこといってみたりするわけです。ニュースのようにあまりにも無茶苦茶なことはないにしろ、明らかに知識の少ない住まい手の不安をあおる営業手法は訪問リフォーム業者ではよくある気がします。(そうでないところもありますが)
以前にも大手のシロアリ駆除会社が、近くでシロアリが発生していたので無料点検をして回っているといって、我が家の隣の家の床下を点検していたのですが、その営業マンが床下からシロアリの食べた鴨居の切れ端を拾ってきて「シロアリがいる可能性がありますね」などといって、駆除の契約をさせようとしていました。お隣より相談を受けてシロアリが食べた鴨居を業者が帰った後に見せてもらったのですが、どう見てもその鴨居の切れ端がその家の工事をして出た切れ端とは違うサイズ。なんだか不自然と思って床下にもぐってみたのですが、床下にはそういった工事のときに出る木材の切れ端などは一切なく、きれいな床下でした。どうやらその営業マンが住まい手が見ていない隙に床下に自前で持ち込んだのではないかと思います。これが大手ですから名前だけで判断できませんね。ほんと。(この場合は詐欺未遂ですが)
ニュース取り上げられるようなケースが身の回りに実はたくさんあるというのは、なんとも怖い世の中です。