先日、亀岡の現場の帰りに、はじめて湯の花温泉を通ったのですが、その中にこんな旅館を見つけてしまいました。どなたが設計されたかわかりませんが、おそらくは船のようなイメージで設計されているのだと思うのですが、かなりインパクトがあって思わず、車を止めて写真を撮ってしまいました。この造形がこの山間の温泉街で、はたしていいかどうか疑問ではあるのですが、そのディテールや造形はかなりエネルギーのこもったもので(写真ではわかりにくい?)、私自身の普段の設計や現場監理を考えてみたときに、つい設計、工事において楽なほう簡単なほうに考えてしまうのですが、これはボディーブローのようにきいてくる、作ることを考えさせられる力のこもった建築でした。